2006年05月01日
text by 阿部嘉昭 (映画評論家)
「カンパニー松尾『Action02/巨乳ちゃんと不思議ちゃん』」
大カンパニー松尾は
「巨乳vs不思議」の対立構図など
始めっからワヤクチャにするだけだ。
つまり「女は女である」、それが彼の思想。
ってその同語反復、ゴダールじゃん!!
けれどこんな同語反復のなかから
「世界はいろいろ」が見え出すのがスゴイ。
もっとも哀しい不思議ちゃんのゲロ、
もっとも正視しにくい姥桜、
もっとも奇妙なケータイ報告女・・・
けれども「女の細道」の旅路の果て、
松尾カンパニー芭蕉は、思想的な恋をする。
AV親和度抜群の「ニュータイプ」、四条大橋の女に。
こんな「ニュータイプ」がやがて蔓延すれば、
世界の映像や、世界の恋が変わる――
それがこの3時間40分の長尺ドキュが突きつける、
最終的な希望の哲学なのだった!!
フーリエ主義者、私は、その希望にまみれ泣いた・・・
text by 阿部嘉昭 (映画評論家)
